「ブラックジャック」といえば、手塚治虫が書いた名作医療漫画として有名です。
そんな「ブラックジャック」は、いままで複数回ドラマ化や舞台になったことがあります。
その「ブラックジャック」がテレビ朝日で実写ドラマ化するということで話題ですね。
実は「ブラックジャック」がドラマ化するのは24年ぶりということで、様々な方から期待されています。
ということで、そんな「ブラックジャック」の実写ドラマがどんな監督、脚本でどんな内容なのかをまとめました。
実写ドラマ「ブラックジャック」の監督や脚本は?
ドラマ「ブラックジャック」の主人公である天才外科医・ブラックジャックを演じるのは、高橋一生さんです。
高橋一生さんは、2004年に公開された感動のラブストーリー映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」で注目を集め、その後もNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」や政治コメディドラマ「民王」など、多彩な作品に出演してきました。
高橋一生さんは、ブラックジャックの役作りについて、このような意気込みを語っています。
『ブラック・ジャック』の世界や、手塚治虫さんの漫画がとても好きな方々に「うん、アリだわ」と言っていただかないと、失敗だと思っています。僕も自分自身が納得し許せる瞬間を求め、常に厳しい視線でお芝居を模索しているので、視聴者の皆さんにも厳しく観ていただきたいです。
高橋一生(ブラック・ジャック 役) コメント. tv-asahi. 2023-12-16. https://www.tv-asahi.co.jp/bj/news/0001/. (参照2023-12-16)
高橋一生さんは、ブラックジャックの世界や手塚治虫さんの漫画がとても好きな方々に、自分の演技を厳しく評価してもらいたいという姿勢を見せています。
これは、ブラックジャックという難しい役に挑む役者としての責任感やプロ意識の表れだと思います。
ドラマの監督を担当するのは、城定秀夫さんという映画監督です。
城定さんは、2020年に公開された2本の映画で、ヨコハマ映画祭の監督賞を受賞しました。
その2本の映画とは、『アルプススタンドのはしの方』と『性の劇薬』という作品です。
『アルプススタンドのはしの方』は、高校野球の監督と選手の関係を描いた青春ドラマで、『性の劇薬』は、性欲をコントロールできない男女の恋愛を描いたサスペンスです。
城定さんは、これらの作品以外にも、『女子高生に殺されたい』というホラー映画など、多彩なジャンルの作品を手掛けています。
脚本を務めるのは森下佳子さんというベテランの脚本家です。
森下さんは、タイムスリップものの『JIN -仁-』や、明治時代の宮廷料理人の物語『天皇の料理番』など、歴史を題材にしたドラマで高い評価を得ています。
その他にも、『白夜行』などのベストセラー小説のドラマ化も手掛けており、幅広いジャンルに対応できる脚本家として知られています。
人物デザイン監修・衣装デザインを担当するのは柘植伊佐夫さんです。
柘植さんは、映画やドラマの美術や衣装を手掛ける日本のアートディレクターで、歴史やファンタジーなどのジャンルに幅広く対応し、独自の世界観を作り出すことで高い評価を得ています。
特に、登場人物の個性や時代背景を反映した衣装デザインには定評がありますね。
柘植さんは、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)や『シン・ゴジラ』(2016年)、『翔んで埼玉』(2019年、2023年)などの話題作に参加しています。
これらの作品では、柘植さんのセンスや技術が光りました。
柘植さんは、今回の実写ドラマ「ブラックジャック」でも、原作の雰囲気を尊重しつつ、現代的なアレンジを加えた人物デザインや衣装デザインを担当しています。
実写ドラマ「ブラックジャック」の内容は?
このドラマでは、原作の中からファンに人気の高いエピソードを選び、ドラマならではの工夫やアレンジを加えています。
また、原作のテーマである「命の尊さ」や「医者の使命」などにも深く切り込んでいます。
新型コロナウイルスの影響で、医療現場の苦悩や困難が注目されている今日、ブラックジャックという天才外科医の活躍や思いは、視聴者の心に強く響くのではないでしょうか。
このドラマは、ブラックジャックの医療哲学や人間愛に溢れた"真摯なメッセージ"を、現代社会に向けて発信する内容になっているようです。