インターネットで注文した高島屋のクリスマスケーキが、届いたときには形が崩れてしまっているという問題が、今年のクリスマスに多くの人の注目を集めました。
高島屋は、このクリスマスケーキを2879個も販売していました。
ですが、そのうち807個ものケーキがお客さんの手元に届いたときにはぐちゃぐちゃになっていたというのです。
このような事態になったのは、どうしてなのでしょうか?
また、高島屋はこの問題に対してどのように対処したのでしょうか?
この記事では、高島屋のクリスマスケーキが崩れてしまった原因と、その後の高島屋の対応について、詳しく説明していきます。
高島屋のクリスマスケーキはなぜ崩れた?
高島屋のクリスマスケーキが崩れたのは、どうしてなのでしょうか?
残念ながら、その答えはまだ分かっていないのです。
高島屋は、このケーキは5年前から同じように販売しており、今までこんなトラブルは起きたことがないと言っています。
しかし、一部では、去年と比べてケーキの凍結期間が短かったことが影響したのではないかと推測しています。
実は、今年はイチゴの入荷が遅れたため、ケーキの製造が遅れました。
その結果、昨年は2週間かけて凍結していたケーキが、今年は20~25時間しか凍結できなかったのです。
しかし、高島屋は、ケーキを凍結する前にも凍結中にも検査を行っており、その時点では何の問題も見つからなかったと主張しています。
崩れたケーキに対する高島屋の対応は?
高島屋のクリスマスケーキが崩れてしまったという事件は、多くの人に衝撃を与えました。
注文したケーキがぐちゃぐちゃになって届いたら、どんな気持ちになるでしょうか。
このような明らかな品質の問題に対して、お客さんからはクレームや批判が殺到しました。
崩れたケーキに対する高島屋の対応は、返金や商品交換という形で行われました。
しかし、それだけではお客さんの不満や不信感を解消することはできませんでした。
お客さんは、なぜケーキが崩れたのか、どうやって防止するのか、ということを知りたかったのです。
そこで、高島屋はケーキが崩れた原因を調べるための調査を実施しました。
しかし、調査の結果は不明確でした。
高島屋は、ケーキの製造工程を完全に再現することができないという理由で、これ以上の調査は不可能だと主張しました。
これには、お客さんから「調査が甘い」、「原因を調査する気がない」という批判が出ました。
高島屋は、今後は管理体制を強化するという対策を発表しました。
しかし、ケーキが崩れた原因がわかっていないのに、どうやって管理体制を強化するのか、その効果があるのか、という疑問が残りました。
高島屋は、この事件で失ったお客さんの信頼を取り戻すことができるのでしょうか。